最初に
StepMania 3.9のテーマを作成するのスクリプト編です。
作業にあたり、次の点を覚えておいて下さい。
- 『metrics.ini』などの拡張子が『ini』のファイルはメモ帳などで開けます。
- メモ帳はキーボードの『Ctrl』キーを押しながら『F』キーを押すと文字列検索機能が使えます。記述場所を探す際に活用して下さい。
- 座標は横方向がX、縦方向がYで、画面左上が『x=0, y=0』、画面右下が『x=640, y=480』です。
- 座標に指定する値はその画像などの中心座標です。例として、大きさが120×100ピクセルの画像の左上が画面左上となるように表示する場合、座標(0,0)を設定するのではなく、画像の中心座標(60,50)を設定する。
ウィンドウタイトルの変更
StepManiaを起動した際にウィンドウの左上に表示されている文字列(デフォルトはStepManiaと表示)を変更します。
手順は次のようになります。
- 『metrics.ini』を開いて『WindowTitle=』を検索する。
- イコールの右側に表示したい文字列を改行せずに記述する。
デモンストレーション画面をオープニングムービー画面に変更
デモンストレーション画面を自分で用意したオープニングムービーなどを流す画面に変更します。
使用する動画はDivX・Xvidでエンコードしたavi形式の動画で、大きさは640×480を推奨します。
例として、ファイル名は『movie.avi』、再生時間は1分30秒という条件の動画を設定する方法を説明します。
まずは『metrics.ini』を開き、『[ScreenCompany]』を検索します。
すると、次のような記述があります。
『NextScreen』の部分を次のように変更します。
次に『BGAnimations』内の『ScreenLogo background』フォルダを開き、この中に再生する動画ファイルを入れます。
入れ終えたら、同じフォルダの中にある『BGAnimation.ini』を開きます。
すると、次のような記述があります。
これを次のように変更します。
『LengthSeconds』はこの画面を表示し続ける時間を秒で指定する命令です。
今回は動画ファイルの再生時間をそのまま設定しています。
最後に、『Sounds』フォルダ内の『ScreenLogo music.ogg』に動画の音声を上書きすれば完成です。
タイトル画面
変更する際は『metrics.ini』を開き、『[ScreenTitleMenu]』を検索し、そこから目的の場所まで下へ読んでいきます。
メニューの表示位置を変更
次の箇所を変更します。
『ChoicesX』と『ChoicesStartY』はメニュー表示位置のXY座標、『ChoicesSpacingY』はメニューとメニューの間隔です。
また、文字の幅寄せも指定でき、次の箇所に0、1、2のいずれかを入れる事で、それぞれ左寄せ、中央寄せ、右寄せにできます。
メニューの文字サイズを変更
次の箇所を変更します。
『ZoomNotSelected』は選択していないメニュー、『ZoomSelected』は選択しているメニューの文字サイズになります。
画面の待機時間を変更
一定時間何も操作しない状態で放置した場合に画面が切り替わるまでの時間の事です。
秒数を次の箇所に指定します。